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日々響く日々

その後の雪

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その後の雪

女の子から雪を預かって一週間、雪の風邪がいっこうに治らない。
ペットショップの人は子供用の薬を飲ませろという。
子供用の薬は校内には売ってないので、
電動バイクを借りて、西門の向こうの薬局まで二回も買いに行ったりした。
それでも治らない・・・。

そこに薬に詳しい元旦那登場。
薬の成分を調べると、犬にはよくない成分が入った薬が混ざっていた。
ちなみに薬はこれ。

右下の薬はよくないらしい。

そもそもわたしは最初から動物病院の場所を聞いていた。
でも子供用の薬でいいからと店員が言うので信じて飲ませていた。

自分がちゃいなに来たとき、お湯をたくさん飲めという
民間療法で風邪が治ったから、
ここにはここのやり方があるんだと思っていた。

でもそもそもペットショップの店員は最初から言ってることがおかしかった。
子犬なのに餌は一日二回少量でいいとか
水はやらなくていいとか・・・。

そのやり方を女の子は守っていたんだろう。
一週間ぶりに再会した雪は痩せていた。

それから一日四階餌をやるようにしてるので
今では雪は少し太っている。

そして動物病院を探した。
日本語科の先生に聞いたら、
犬を飼っているという英語の先生に相談してくれて、
そしたらその先生が夜だというのに車で30分かけてすぐ迎えに来てくれて
いっしょにかかりつけの病院まで連れて行ってくれた。

それが昨夜。

病院の先生に無理を言ってくれたらしく、
もう終わってる時間のところ開けてもらって
雪をみてもらった。

ウイルス性の風邪らしい。
ちゃんと犬用の薬をもらってきた。

ついでに犬用の餌も買ってきた。

ペットショップで打ったというワクチンも怪しいので
風邪が治ったら病院で最初からワクチンをやり直すことにした。

今は一日三回の薬を決まった量与えている。

まあ風邪を引いている以外は雪は元気で
前よりも活発に走り回るし、目が離せない。
今日もガラスクリーナーを床にぶちまけたし。

授業に行く間はリードでつないでたんだけど
最近縄抜けを覚えてしまった。

でも繋がない方がおとなしくしているし
この前も帰ってきたらこの状態だった。

これはサザエがシンジくんにあげたプレゼントのぬいぐるみ。
シンジくんが見るのが辛いと持ってきたもので、
こんなんどうしようと思ったけれど、今じゃ雪のともだちとして役に立っている。

女の子のお母さんの病気は思った以上に深刻で
女の子は小学生の弟にごはんを作ったりしなければならないし
ふだんは学校、土日も習い事といった感じで私より多忙。
とても雪の世話をするどころではない。

子犬なんて免疫力もないし、目を配らなければすぐ死んでしまう。

そんなわけで女の子の負担と雪のことを考えて
私が雪の世話をすることにした。

女の子には、今は雪のことよりお母さんの体を第一に考えてと伝えた。
お母さんが元気になれば雪を預けることもできるし、
できれば私が夏休み冬休みで帰国している間とか預かってくれると助かる。
休み中の方が女の子も時間があるはず。

家も近いんだから、お互い協力して雪の世話ができるのが理想。

この前、女の子が来たときは、私は家を出なきゃならなかったので
女の子に留守番をしてもらって雪と遊んでもらったりもした。

今や雪はすっかり座敷犬になっている。

おすわりもやっと覚えたけれど
おすわりすれば餌もらえると思って
「おすわりしたのになんでくれないの!」と文句を言うようになった。


雪といるとりんたろうのことをよく思い出す。

りんたろうの時はこうだったなぁとか
りんたろうとの思い出が鮮明によみがえって
りんたろうといた感覚がいっしょにわきあがってくる。

二匹目の犬は一匹目の存在をより身近に感じさせる。
新しい犬がいることでさらに愛情が強くなるし
またいっしょにいた感覚を味わえる。

二匹を比べて優劣をつけるというのではなく
うまくいえないけど同時に存在しているって感じ。

父にもぜひ新しい犬を飼ってもらってこの感じを味わってもらいたい。
りんたろうは常にそばにいるという感覚になれるから。

それにしてもちゃいなのペット事情はすごい。
ふつうにネットショッピングで動物がお手軽に買える。

柴犬約三千円、アメリカンショートヘア約三千円
送料無料

こんなのもいる

ロバ・・・?
こういうのが空輸とトラックできて、
学校の荷物置き場で待ってるらしい。

いつも授業にギリギリだからこれに乗って授業にいくって手もある・・・
電動バイクの横にこいつがいたらびっくりだろう。

しかしこんな手軽にペットが手に入って、
子供の風邪薬与えておけばいいとか適当で
なんだかなぁと思う反面、
昨夜見ず知らずのわたしの子犬のために
病院まで連れいていってくれた愛犬家の英語の先生みたいな人もいる。
いくら愛犬家でも夜、知らせを受けて30分かけて車で来て
病院も無理やり開けてくれてって、ここまでの人いないと思う。

めちゃくちゃ親切!

お礼に食事に誘ったけど
「犬が健康であればいい」って丁重に断られた。

ネット販売とか見て、冗談みたいにバカでかい子犬が
二足歩行で散歩してる動画とか
それこそマグカップ犬とかいろいろなんでも売っていて
ペットで飼うのかと思っていたうさぎを「可愛い」と言いながら
食べちゃったり、ほんといろいろなんだけど
昨夜の英語の先生の手助けと犬への愛には本当に感激した。

今はこの座敷犬にはやくトイレを覚えさせなければ。
おしっこの場所はなんとか覚えてきたけど
うんこが目を離したすきにあちこちにされる。

とにかくトイレ!
今の目標はトイレ!

がんばろう



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