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日々響く日々

最後の旅行

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最後の旅行

ダナンに行ったのが約一か月前
今日々がこうも変わるとは思いもしなかった。
いや、予兆は初めからあったのだ。

ダナン最後の日は聖山マーブルマウンテンに行った。
←このエレベーターを登ったところで夫は財布をすられる。
財布にはカードが二枚。
中国のカードは携帯から簡単に止められるが
日本のカードはそうはいかず、日本の友人に連絡して助けてもらう。

この旅でもわたしはいっしょに行動しない夫に
ずっと腹を立てていた。
でもわたしが彼を追いかけていっしょにいればよかったのかもしれない。
いっしょにいれば財布をすられなかったかもしれない。

夫曰く、わたしとジェンフイがどこにいたかわからず
探しにいったところですられたとのこと。
わたしたちは座って待っていたのだが気付かなかったらしい。

ともあれここはすばらしい場所だった。
昔の人の物を作り出す力はなんてすごいんだと思った。
ただちょっと具合が悪くなった・・・。

夜はジェンフイの希望でまたマッサージに行った。
部屋がないということでベッドで三人並んでマッサージした。
最初の店の方がサービスなど行き届いていたがここもなかなかよかった。


帰りの乗り継ぎのマカオでは
飛行機の中で激しい頭痛に襲われ苦しみ続けた夫。

空港から近いホテルは満室で止まれず
ホテルに移動するのもためらった。

医務室みたいなところはないかと空港の医者を呼んだが
案内されたのは寒い待合室の椅子。

カードを紛失した夫は自分でお金も下ろせない。
そのことに気づけなかった。
わたしのカードを使うなりなんなりしてさっさとホテルを探して
高くても泊まってやればよかった。

ただウロウロしてもしかたないし
床で寝ればいいなどとひどいことを言った。
具合が悪い夫と喧嘩になり服を与えて放置した。

寒い中、目が覚めてみるとわたしの服が傍らに投げ捨てられていた。

連絡はつかないしなかなかみつからない夫を
ずっと空港で探し続けた。

やっとみつけてマックの席に座らせた。
なんとか日本円で換金してお金を調達して
朝ごはんを買おうとしたらまた夫が消えていた。

飛行機の時間になるとまた夫は一人で行ってしまった。

今回の旅でわたしはほとんど夫と一緒にはいない。
消えてしまうのだからいっしょにいようがない。

それでもこのベトナムの旅は楽しかったといえるだろう。

ポジさんやジェンフイ、
エスペラントの学生のウヌーアやスーノくんのおかげだと思う。

温かい人たちに囲まれて自分は生きている。
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コメント

1. 無題

急に暑くなり、真夏日35℃になると警告が出ている。

文面から察するに、擦違いの日々のようですね?
如何したものか苦慮しても、これだけはと、悩むばかりです。
腹を立てず、心丸く、気を長くして、己を小さく、人を尊敬しなさい。
事務所の壁に人知れず、色紙に書いて貼ってあります。
長い時の中では、色々とあります。
何とかなるものです。
なんくるないさ~。(沖縄ではこう言います)

プロフィール

HN:
倫子
性別:
非公開

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