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日々響く日々

センセンと菊の花

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センセンと菊の花

センセン「先生!先生にきれいな花を買いました!」
わたし「ありがとう~!ん?これは・・・」
 
センセン「日本人はこの花が好きです。花屋の人が言いました。
     ちゅーごくから日本にたくさん出荷されてます」
わたし「まあ、毎日人は死ぬし、お葬式があるからね」

センセンに、これは仏壇の花だと教えるとショックをうけていた。

しかも菊の花を知らないらしく、

センセン「先生、あの花は葉っぱがおかしいから切ったほうがいいですね」

と言ってきた。

わたし「いや、菊の花はあんなもんだよ」

ちょうどそのあと、旅行学部の学生が持ってきた花はこんな感じ

花瓶つきという細やかな気配り。

まあセンセンに女子力を求めてもしかたない。
でも彼氏ができて最近めっきり女っぽくなっている。

身長180cmで大きな犬のように思ってかわいがっていたセンセンが
まさかのメス犬だったとは!

しかしおもしろさはあいかわらず。

センセンの家族は中学生の弟も180cmでお父さんも180cm以上。
おじいさんの足のサイズは30cmで、お父さんは赤ん坊のとき
おじいさんの足の上で寝かしつけられていたという「大」家族だ。

家族みんな大きい理由は…

センセン「おかあさんの料理がまずかったですから」
わたし「え?おいしかったんじゃないの?」
センセン「おいしくないです。だから、わたしたちごはんたくさん食べました」

ようするに、おかあさんの作るおかずがまずかったので
米をたくさん食べてごまかしたということらしい。

このおかあさんもまた強烈なネタがたくさんあるんだけど、まあそれはまたいずれ・・・。

で、そのセンセンが菊の花以上にやらかしたのが
例の旅行学部のボスへの電話。

センセンと彼氏、センセンの親友の小蝶がごはんを食べに来たときのこと。

わたしがしつこい旅行学部ボスの電話の履歴をセンセンに見せながら、
ウザさを語っていたとき、
何を思ったかセンセンがエイっと履歴の☎マークを押した。

呼び出し音がなり、わたしもセンセン彼氏も小蝶もびっくり仰天、
「このバカ!」と全員が叫び、あわてて電話を切る。

センセン「わたし、ちゅーごく人、わからないでやった」

わたし「横にいる彼氏と親友は何人だ!ちゃいな人じゃないのか!」

センセン「わたし、日本語読めなかった」

わたし「電話のマークは日本語じゃないだろ!」

わたし「もし電話かかってきたらどうするんだよー!」

センセン「だいじょうぶ、わたしがその人とともだちになって、
     先生に電話しないでくださいと言います」

と、まあ、ニコニコいうので憎めない。

べつに旅行学部ボスから折り返し電話がかかってくることもなかったしまあいいか。

つっちーが教えていた日本に留学予定の学生も留学ができなくなり、
つっちーがボスに問い合わせようとしても電話には出ないらしい。
当然その学生が支払った授業料はボスの懐に消えたまま。

しかも新しく来る先生は五月からで三月分と四月分の補講もやらされるらしい。
補講もいれると一週間28コマになるそうだ。
ちなみにわたしは14コマ。
通常14コマか16コマである。

28コマなんて死亡フラグ。
そもそも補講なんてできる時間ないよ?
わたしは旅行の学生たちの時間割も把握しているけれど、
彼らの授業数は多い。もし1週28コマやるなら、土日に入れるしかない。

学生たちもかわいそうだ。

いやでもやはり一番かわいそうなのは新しくくる先生だろう。
御年60歳ときいている。

ポーランド人の先生だって最初は授業なかったけど
まず住環境整えるのにかなりたいへんだった。

ましてや今回は来た早々授業に追われるわけだし
環境に慣れる暇もない。

それこそ菊の花・・・なんてことにならないよういのる!









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コメント

1. 無題

新年号は「令和:れいわ」で発表になりました。
毎日、変化があり、楽しそうですね。何事も楽しみに変えて下さい。
マレーシアのキャメロンハイランド標高1000m程では電照菊を大規模に栽培してました。
あの菊も日本に輸出していたのでしょうか?
葬儀に出ると、いつでも菊が飾られているのが不思議に思っていました。

プロフィール

HN:
倫子
性別:
非公開

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