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日々響く日々

育てるよろこび

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育てるよろこび

あああああ、チケットがぁ、売り切れてたよぉ!!!!

夜中の4時から空港にいるってのに何やってるんだぁ!

警備のおじさんに売り場を確認したとき、
八時から販売開始だけど七時半には入れるよと言われた。

なのにわたしは八時に買いに行ったんだよぉ!

売り切れたって言うから、売り場の人に何時から売ってるのかと聞いたら
販売は八時からだけど、七時半からもう並んでいたと答えた。

ああああああああ、警備のおじさんに七時半には入れるって情報を得ていたのに
なんでわたしは八時の販売時間に買いに行ってるんだよぅ!!!!!

そんなわけで次のバスは10時35分。

マックで本日二回目の朝食。

一回目はスタバのサンドイッチを四時半ぐらいに食べた。

そしてまた二時間暇になった。

寿司屋の思い出で楽しかったことも書こう。

まあ、まず高校生になつかれたのがうれしかった。

私がいた頃は大学生が主力だったけど、今は大学生も一人もいない。
その時いっしょだった大学生たちとは今回飲みに行ったし
今でもいい仲間なんだけど、
一緒に働いていたときはもう戻ってこないんだなぁ。

で、高校生は22時までしか働けないし、
使えないってのがみんなの評価。

でも一緒に働いてみて思ったけど、
ようするに店が忙しくてちゃんと教育されてないだけ。

数日一緒に働いただけで、どんどん働けるようになってきた。

私がやったことといえば、
「ほめる、励ます、頼る」この三つ。

とくに「頼る」は大事だと思う。

実際、わたしは店内全体に目を配らせることはできても
もう若くないから広い店内を縦横無尽に駆け回り
対応していくということは今はもうできない。
おばちゃん、キツイ。

だからこそ、高校生の若さに頼る。
こちらが指示を出して動いてもらう。

「君ら、若いからさぁ、おばちゃん助けてよぅ」って感じ。

その代わり、鬼のように来るオーダーなどはなるべく聞き取り、
高校生に振る。

高校生が対応できないクソ客は私が対応する。

そうやって協力していく中で
高校生たちはぐんぐん成長していった。

ゲーム方式でミスしたらマイナス3ポイント、笑顔に2ポイント
言われなくてもやった仕事に1000ポイントで
レベル上がったからそろそろ勇者倒しに行くか!みたいなそんな感じ。

みんなよく私を助けてくれた。
それは実際感激して、社員にも「うちの子たちが!」と
自慢したぐらいだ。

とくに私が高校生の「リーダー」に任命した子はずいぶん慕ってくれて、
最後の日、私が上がるまで待ってて、ずいぶん名残惜しそうにしていた。

まあ、
その子のことを正当評価しない社員からかばったりもしたし。

高校生は使えないって決めつけられたら誰だってやる気も失せる。

社員が嫌でストレスで辞めると言ってたリーダーのことも
社員に直接高校生にストレス抱えさせてまでバイトさせるなと言った。

あと、外国人もいるんだけど、
一人は台湾人。

彼は汁物の部門にいるが、そこを仕切ってるオッサンが
何言ってるか意味不明。
あれじゃ日本人が聞いたって何言ってるかわからない。

だから上の人に仕事が出来る人とシフト入れてやって
台湾人に仕事覚えさせてやってくれと頼んだ。

そしてこの台湾人の日本語を真似する若い社員もしめといた。
「外国人が日本語を話すと子供みたいに思うかもしれないけど、
彼は年上だし、大人として接しろ」と。
たとえ悪気はなくても、ネイティブに自分の言い方を物まねされるのは
傷つくんだよ。わたしも発音とかよく笑われてるからよくわかる。

あとホールに入ってきたベトナム人。
彼女は日本語もだいたいわかるし話せるけれど
「うんうん」という相槌がクセになっている。

日本語学校に通っているそうだけど、とくに注意もされないらしい。
店でも誰も注意しない。

が、わたしはそこは厳しく注意した。

「うんうん、じゃない! 『はい』だ!」と

賢い子なのに頭が悪い印象受けるし、何より失礼な態度にもなる。
「そうそう」ってのも友達以外にはダメだと厳しく注意。

誰もそんなことは教えてくれなかったと感謝されたが
わたしは大学でも学生にはこの辺厳しく注意している。

「え?」ってのが「あぁ?」と凄んだみたいになるところも。
授業の最初にまず教える。
日本ではそれはヤクザかチンピラだと。

でもそう言ってる私がすっかりそれがうつってしまい、
バイト先でも何度も「ああ?なんだゴルァ?」みたいな感じになって
社員をビビらせていた(笑)

台湾人もベトナム人も話していて賢い人たちだと思った。
なのに仕事をきちんと教えられてないのでもったいないと思い
わたしは自分がいる間に教えれることは教えて
厳しく注意するところは注意した。

外国人で日本語が拙くても子供じゃないんだ、大人だし、
できる人たちなのだから。

わたしの仕事はホールだけじゃなく、
巻や軍艦を作る仕事もあった。

これが精神的にきつい。

どんどん注文来るし、オーダーが銃弾のようで
全身に浴びせられて心折れる。

新入社員とともに戦ったが、
弱音を吐く彼を励ましつつ、
まるで戦地の友情のようなものを培った。

彼の同期は優秀らしく、
彼は失敗も多いのだが、一生懸命働いている。

「君はがんばってるよ! よくやってる!」と言うと
「やめて!泣いちゃうから!」と言いながら
必死に働く彼はとても愛しい存在であった。

もう去る時、彼もリーダー同様寂しそうにしてくれた。

昔は年上の人にかわいがられてきた自分だけど
今は年下に慕われるようになってきた。

そんなふうに年を取るとは若い頃は思ってはいなかったが。

人が育っていく、できるようになっていくのを見るのは
自分の喜びでもある。

年寄りの境地になってきたということだろうか。

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